軽度認知症害(MCI)について
- 軽度認知障害(MCI)という言葉を以前よりも耳にする機会が増えたかと思います。
当センターに受診相談をされる方からも、
「もの忘れなのか認知症なのかわからない」という声を聞きます。
軽度認知障害(MCI)とは、正常な状態と認知症の間の状態です。
○同じことを何度も聞いてしまう
○昨日あった出来事を忘れてしまう
○同じものを買ってきてしまう
○物をどこに片付けたか分からなくなってしまう
など、年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない記憶障害がありますが、
日常生活にはほとんど支障がないという点で認知症とは異なります。
2012年の段階で、65歳以上の高齢者の中には軽度認知障害の方が400万人いるといわれています。
しかし軽度認知障害だからといって、全員が認知症に進行していくというわけではありません。
認知症に進行してしまうこともありますが、正常な状態に戻れる場合もあります。
そのため、軽度認知障害やその前の段階など、
症状に気付いた早い段階での検査、早期治療が重要です。
「もしかして・・・」と思い当たることがある場合は、認知症疾患医療センターにご相談ください。