レビー小体型認知症
レビー小体型認知症は、
脳にレビー小体という物質が蓄積することで、
発症すると考えられています。
主に初老期ないし老年期に発症することが多いです。
個人差がありますが、
初期にはもの忘れなどはあまり目立ちません。
手足の震えや筋肉の硬直、筋肉が動かしにくくなる、突進歩行など
パーキンソン症状が見られることが多く、転倒しやすくなるため注意が必要です。
また、壁に虫が這っている、知らない人が家に入ってきた、
などの生々しい幻視や嗅覚の異常が特徴的です。
そうした症状は、比較的初期にみられることが多いです。
しかし、患者様自身は自分が病気であるという認識がありません。
幻視については、本人としては見えている為
「そんなことはない」と否定するのではなく、
症状の一つであることを理解し、不安が強い時には一人にしないといった
対応が必要です。
レビー小体型認知症ではお薬が効きやすく、少量の薬で副作用が
出現することがあります。
担当の先生と相談しながらお薬の調整をしていきましょう。
もし上記の様な症状がみられる場合は、まずは専門の機関に相談して下さい。