認知症トピックス:加齢によるもの忘れと認知症の違い
年齢を重ねると、記憶力の低下を感じる人もいらっしゃるかと思います。
「何かをしようと思っていたのにど忘れした」
「うっかり約束の時間を忘れてしまった」
などのエピソードから、
自分は認知症ではないかと不安になるかもしれません。
正常なもの忘れと認知症の違いは
「自分の経験そのものを忘れてしまう」ことです。
昨日の夕食の内容を思い出せる方は多いと思いますが、
3日前の夕食の内容を思い出せる方は少ないと思います。
ただ、何かしらを食べたことは覚えていて
食材の買い物をしたときのレシートを見るなどのヒントがあれば
内容を思い出すことができる方が多いかと思います。
認知症の方だと、夕食を食べていても
夕食を食べたこと自体を忘れているため
夜遅くなってから
「夕食が遅いけどまだか?」
という反応がみられることがあります。
アルツハイマー型認知症では、早期の段階から認知機能の低下がみられます。
また、認知症のような症状がみられる病気によっては
治療によって改善できる物もありますので
早めの受診を心掛けるようにしましょう。
〇連絡先
戸田病院 認知症疾患医療センター
Tel:048-433-0090 (直通) Fax:048-433-0091
月~土曜日8:45~17:00まで
ものわすれ外来は、月~土の8:45~11:00
水曜日は午後も診療しています。
面談やものわすれ外来の受診につきましては、
事前に認知症疾患医療センターまでお電話をしていただけると、
当日スムーズにお話ができます。