入院について
認知症の方の入院治療についてです。
認知症の症状は記憶障害などの中核症状と幻覚、睡眠障害などの
行動・心理症状(BPSD)に分けられます。
中核症状は一度進んでしまうと回復は困難であり、
一方でBPSDは薬物療法や作業療法などによって症状を落ち着かせることができます。
一般的に認知症の方の入院では
BPSDのコントロールを目的とされることが多くなります。
自身や周りの人の身体的・精神的な危険が考えられるケース、
自身や介護者の休息が必要と思われるケース、
施設では対応が困難となってしまったケース、
このようなケースでは入院治療を勧められる場合が多いでしょう。
入院治療ではどのような事を行うのか、
次回は戸田病院の認知寮入院治療についてご案内をさせていただきます。