認知症トピックス : 認知症疾患医療センター:BPSDの対応
認知症の症状への不安や受け止め方によって生じる、
精神症状や行動障害を認知症の行動・心理症状(BPSD)と呼びます。
その人の性格や生活環境によって症状や程度は異なり、
注意を受けたり、怒られたからといって良くなるものではありません。
場合によっては生活に支障をきたす可能性や、
在宅介護や施設生活の維持が困難となることもあります。
周辺症状は周囲の方の対応の仕方や薬の内服などによって症状を落ち着くことがあります。
ご本人のためにも、できるだけ早期に専門治療を開始し、
治療の結果から本人にとって良い生活を検討していくことが必要となります。
当院では外来通院や入院治療を行うことが可能です。
精神科の入院となるため一般的な入院とは少し異なりますので、
もし入院治療を考えたい場合は、一度ご相談ください。
BPSDの症状としては下記の症状が現れることが多いです。
何か症状で困っていることがあれば、まずは相談してみて下さい。
・徘徊
・妄想
・幻覚
・不安、焦燥
・抑うつ
・暴言、暴力
・食行動異常
・睡眠障害