認知症トピックス : 行動・心理症状(BPSD) 不安・焦燥
認知症の方は記憶力や判断力などの低下がみられますが、
本人が抱く感情は今までと変わりません。
特に不安や焦燥などを強く感じ、
イライラすることや、落ち着かなかったりすることがあります。
「もしかして自分は認知症なのでは?」と思うこと、
出来ないことや分からないことが増えるため、
日常生活でもストレスを感じ、不安や焦燥が出現します。
一人になることを怖がってしまい、不安感から家族のあとを追いかけることや、
焦燥感から不満を口にすることなどが、症状としてみられます。
不安感や焦燥感は、気分の落ち込みや抑うつに繋がることもあるため、
本人のストレスの原因に気付き、できるだけストレスを軽減できるようしましょう。
家族や介護者の方が本人に声をかけてみても、
本人からは思ったような反応が返ってこないことも多いかと思います。
認知症の症状だということを理解し、怒らずに接することを心がけて下さい。