認知症トピックス : 相談のタイミング
2021.7.31 「相談のタイミング」
「ネットで認知症の検査ができる所を調べたら、
認知症疾患医療センターを見つけて電話してみました」
こうした連絡をいただくことが多いです。
調べた上で連絡をしていただくということは、
何かしら「認知症かも」という疑いや不安があってのことだと思います。
もしくは認知症の診断が何かしらの理由で必要となっている場合もあるでしょう。
「認知症かもと疑っていたけど、なかなか受診するタイミングがなくて」
と、症状がだいぶ進んでから相談の連絡をいただくこともあります。
こうした相談はタイミングが大事です。
尻込みしてしまいタイミングを逃すと、
次にそのタイミングが来るのはいつになるか分かりません。
その間に認知症の症状が進んでしまうことや、
認知症の本人が不安を抱えたまま過ごしてしまうこと、
介護保険の区分申請や、サービスを使うタイミングが合わなくなってしまうこと
などもあります。
「認知症かも」と思った時は、まず相談をしてみて下さい。
「いきなり専門の医療機関に連絡するのは…」と抵抗がある方は、
まずは近くにある地域包括支援センターや、かかりつけ医などに相談をしてみましょう。
認知症は早い段階から医療機関と繋がりを持つことで、
今後の治療状況や生活状況が大きく変わることも多いです。