中核症状の1つである「見当識障害」についてです。

見当識とは、

年月日や時刻、季節、今自分がどこにいるかなど、

現在の状況を把握することを言います。

見当識障害は記憶の障害と同時期に出現することが多いそうです。

具体的には日付や時間を、

カレンダーや時計、テレビなどで確認する回数が増えるなどです。

そのため予定に合わせて準備をすることが苦手になり、

約束していた日時や場所が分からなくなることが増えることとなります。

症状が進むと

季節感のない服装をしてしまう、

自分の年齢が分からない、

名前を間違える、

方向感覚が失われ道に迷う、

自宅内なのにトイレや玄関の場所が分からない、

といった様子が見られることがあります。

 
そういった症状がみられる場合、

その症状や状況に合わせて対応することが大事です。

まずは専門機関に相談してみましょう。

当センターでも相談を受け付けており、

必要に応じて、ものわすれ外来の受診案内や関係機関との連携を取ることができます。