認知症トピックス : 地域の力
認知症の方を在宅で介護している家庭は少なくありません。
初期段階でいち早く症状の進行に気づき、
関係機関に相談しながら必要な行動を取っていくことで、
その後の本人の生活や、本人に対する介護などは、よりスムーズに行えるでしょう。
しかし実際のところ、家族だけで全てできるものではありません。
ご家庭と医療・介護の繋がりはもちろん大切ですが、
在宅介護では地域の力が非常に大きく、大切なものとなります。
当センターで相談を受けたご家族様のお話の中に
「母が認知症のため、何かあったら連絡をください」と、よく行くお店に頼んでいる、
近所に住む友人が、週に何回か話し相手になってくれている、
といった話が出てくることがありました。
少しの協力や、そういった相談をしやすい環境が地域にあることで、
認知症の方の生活の安心感は大きく向上します。
今までの経験を話してくれる方や、
今似たような経験をされている方と情報を交換することでも、
ご家族の心配を軽減する手助けになるかもしれません。