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認知症トピックス : 常同行動

常同行動とは、前頭側頭型認知症の方にみられることがある症状であり、

いつも同じ行動をするという症状のことです。

急な暴力が現れることもあるため、症状の対応等を知っておくと良いと思われます。

 

常同行動は、

起きる時間や朝食時間、散歩に行く時間、買い物の時間など、

一日の中の行動がほぼ同じということが多くなります。

 

食べ物や飲み物へのこだわりが強く、毎回同じ物を購入する傾向がみられます。

散歩のルートも同様に、毎回決まったコースを歩きます。

季節を問わずに同じコースへと散歩に行くため、季節によっては脱水や熱中症、風邪をひく

など、体調面の不調に影響を及ぼす可能性もあるため、注意が必要です。

 

こうした行動はそれを止めようとすると、

本人が興奮してしまうことや、暴力に繋がることもあります。

止める必要がないのであれば無理に止めないでおくことも対策の一つです。

 

症状が比較的軽度なのであれば、

常同行動を本人の生活の中にうまく組み込めることもあるそうです

例えば、朝食後に簡単な掃除をお願いする、デイサービスを定期的に利用するなどです。

 

認知症の症状と上手く付き合っていくためには、

その症状をきちんと理解する必要があります。

そのためにも必要に応じて、適切な機関に相談をしていくことも大切です。