お知らせ・トピックス

認知症トピックス : 周辺症状への対応

周辺症状は、全ての認知症の方にみられる症状ではありません。
認知症の中核症状に対する不安や、受け止め方によって生じるものであり、
その人の性格や生活環境によって症状や程度は異なります。

中核症状がみられるも在宅での生活を送っていた方が、
「物を盗まれた」と騒いでしまう、
幻覚や妄想がみられる、
大声で怒鳴りつける、
物を投げることや手をあげてしまう、
こうした言動が目立つようになってきてしまうと、同居の家族の負担が大きくなってしまいます。

こうした症状は、他の人から指摘を受けたからといって治るものではありません。
場合によっては生活に支障をきたすことや、本人や家族が怪我をしてしまう可能性もあります。

中核症状が治りにくいのに対し、
周辺症状は薬などによって症状を落ち着くこともあります。
ご本人のためにも、できるだけ早期に専門治療を開始し、
治療の結果から本人にとって良い生活を検討していくことが必要となります。