認知症の方は体調に問題がない場合でも、環境や介護方法など日常生活のささいなことにも敏感になっていることは理解してほしいことです。
アルツハイマー型認知症の場合、記憶障害・見当識障害・遂行機能などにも支障が出てきます。
症状はゆっくり進行しますが(個人差はあります)何らかのことがきっかけで行動・心理症状(BPSD・・暴言暴力、介護拒否、もの盗られ妄想など)が出現してどうして良いか困ってしまうこともあるかもしれません。
その様な時こそ「落ち着いて状況を把握すること」がポイントです。

ご本人の様子をしっかり観察し相談してください。
症状が続くようであれば積極的な治療が必要となるでしょう。
日頃から、かかりつけ医や専門医療機関、地域包括支援センターなどと関係を作っておくとスムーズに対応ができるのではないでしょうか。
認知症疾患医療センターでも相談を受けております。