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認知症トピックス : 中核症状 見当識障害

見当識とは、月日や時間、今自分がどこにいるかなど、状況を把握することです。
見当識障害の症状としては、時間感覚や季節感に関する見当識が曖昧になることが目立ってきます。
日付や時間をカレンダーや時計・TVなどで確認することも多くなったり、夏に厚着をしてしまうなど季節感のない服装をしたり、自分の年齢が不明になったり、近所で道に迷ったり、自宅トイレや洗面所、自分の部屋の場所がわからなくなることもあります。
症状が進むにつれ、身近な人でも認識できなくなることもあり、自分と家族との関係性がわからなくなることもあります。
例えば目の前にいる娘が自分の孫、息子が伯父、夫が祖父、妻が妹などと認識してしまうこともあります。ご本人の認識は今までの人間関係から出てきますので、家庭状況により異なります。
ご本人はそう思っているのですから否定から入ってしまうとトラブルとなってしまいます。状況に応じうまく対応する方法もありますので、地域包括支援センターやケアマネさんなど専門機関に相談してみるのも良い方法です。
中核症状での見当識障害には、このような症状もあるのだと受け入れていきましょう。

当センターでも様々な相談に対応しております。