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認知症トピックス : 気持ちを察しましょう

一番多いタイプのアルツハイマー型認知症に罹患すると、まず短期記憶があいまいになり見当識も怪しくなってきます。また、人や物の名前が出てこなかったりなどの症状が出現してくることもあります。
そのような症状は初期には本人も何かおかしいと違和感を覚えることでしょう。
そして周囲の状況も理解が難しくなり不安になってしまいます。 そのために家族や周囲の方に同じことを何度も確かめて安心しようとします。
認知症の方のこのような症状は、忘れてしまうことだけではなく不安の表れと理解しましょう。
買い物に出かけたのは良いが、帰り道がわからなくなってしまったり、話しかけたが何を話すか忘れてしまったりすることもあるでしょう。
今、そういう状態なのだと周りが理解していれば、余裕をもって対応も出来るのではないでしょうか。
私たちでも当たり前のように出来ていたことが苦手になるようなことがあればどうしてしまったのだろうかと不安になります。
中核症状はゆっくり進みますので、日常生活の中では、不安な気持ちにならないような配慮が必要です。
ご本人の「今」を大切にしましょう。