お知らせ・トピックス

認知症トピックス : 出来ることから始めましょう

今年のゴールデンウィークは10連休などの声も聞かれておりますが、ゴールデンウィークやお盆やお正月休暇の後に相談が増えるという傾向はあります。
久しぶりに帰省して状態を見て慌てて連絡しました、電話では少しの違和感はありましたが帰ってみたら、もの忘れが予想以上で連絡しましたなど、どれも中核症状が複合して出現している内容が多いです。
核家族化と呼ばれる時代から年月も経過し、同居している家族もいないということも多く、発見が遅れるケースもあることは事実です。
ご家庭の諸事情を勘案して、よくお聞きしながら案内しますが、受診の場合、初診が大切ですので出来る限りのご家族の同伴はお願いいたします。
既往や服薬状況などはもちろんですが、ご本人のバックボーンも大切な情報となってきます。(仕事歴や趣味、人間関係、家族からみた客観的な意見など)
認知症のような症状は、認知症である場合とそうではない場合もあることは以前も紹介してきました。 したがって、まずは早期にかかりつけ医や専門医療機関への受診を考えましょう。そして医療機関へは、客観的にどういう状態なのかお話しください。
特に同居していない場合で距離が遠いケースも増えておりますが、必要な情報をお聞きし、必要に応じた受診案内と、ご家族に担当地域包括支援センターの情報もお話し、繋ぐケースもあります。
ご家族のみで出来ることは限られています。
もし認知症の場合であると、機会を逃すと病状は進んでしまいます。
当センターは専門医療機関ですので、安心して連絡ください。