認知症トピックス : 相談内容について
当センターは認知症の専門医療機関として様々な相談を受けております。
例えば、ある日、同居している母親の言動の何かかおかしいと感じ始めました。
体調が良くないのかなと、しばらく観察してました。
最近気になるのは、鍵や財布など置いた場所を忘れ、毎日何かしら探し物をしていたり同じことを何回も確認のように話して来たりします。会話自体はまだ成り立っています。
お盆に親族が集まった折にも、いつもと様子が何かおかしいと兄妹も感じ取っていました。
趣味の社交ダンスにも通わなくなり家に居る時間が増えています。
料理も得意でしたが、買ってきた惣菜が増えてきました。
年齢相応なのか、何かあるのか、心配になり相談しました。などの相談が良くあります。
確かに、記憶の部分が弱くなったり物事の手順がわからなくなる、日に何度も同じことを聞くなどの症状はMCI~認知症の初期には見られることです。
対応として、ご本人の言動を否定したり説得したり、プライドを傷つけたりするような対応、不快感をあらわにした態度をとることは、避けるようにしましょう。ご本人は周りの環境に敏感になられていることが多いです。
その時、認知症に関する正しい理解があれば、医療や介護に結びつけることが出来るでしょう。
それが認知症の場合、早期受診に越したことはありません。