認知症トピックス : 話しかけ方のヒント
認知症の進行具合により、それぞれ症状の出現の仕方は異なります。
特に短期記憶や見当識の欠落が目立ってくるアルツハイマー型認知症の場合、同じ話を短時間に何回も繰り返したりすることも多くなりますが、そういう特徴があるのだと理解し対応しましょう。
意味が理解不明な辻褄の合わない内容でも、なるべく否定せずに安心感を持ってもらうことが必要です。
20年前のことがついこの前の出来事とか、90歳でも30代に戻っているような話の内容も良くある話です。
疑問形で話しかけると答えに窮してしまうことも考えられますので、確認形の会話も織り交ぜていくことも有効でしょう。例えば、今日のお昼ごはんは何食べた?と聞くと本人が答えに窮してしまうことも考えられます。 今日のお昼はオムライスを食べておいしかったね?とすれば本人が安心できる会話として展開することもあります。
言葉以外でもジェスチャーやスキンシップなどにより意思は伝わります。
また、耳が遠くなっていたり目が見えにくくなっていることも考えられますので、身体状況は把握しておくことも大切です。