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認知症トピックス : 異食には気を付けましょう

認知症の中核症状が進んできますと食べ物かどうか判断できず、何でも口に入れてしまうことがあります。
特に、この時期は食品などが腐りやすくなっていますので注意が必要です。すでに食してしまったときの対処など、かかりつけ医などに相談しておくとよいでしょう。

物に対する認識が出来なくなってきますと、食べられないものでも口に入れて食べようすることもあります。身体に害のあるものが混入し、それを喉に詰まらせてしまうと一刻も早い処置が必要となります。
異物によっては吐かせてはならない物、水分を多く摂らせなくてはならないものや、反対に水分を摂ってはならないものもあります
実際に紙や石鹸やおもちゃ、ゴミなどを口に入れればご家族は慌ててしまうはずです。
気をつけたいことは、誰も見ていない場所でこの症状が活発になる場合です。
特に洗剤や漂白剤、電池や小さなおもちゃ、薬類(パッケージごと・・ということもあります)、貴金属などには注意が必要です。
口に入りそうな小物は自然に本人の視線から遠ざけるなども一案ですので、回避する方法も考えておくと良いでしょう。
専門医に相談することもお勧めいたします。