家族ではなく近隣の方に違和感を～という場合、その方の家族に知らせるのが良いのですが、独居で近隣に家族がいらっしゃらない・身寄りが不明といったケースが増えてきています。
その場合、近隣の方や担当地区の民生委員さんにも協力してもらい家族に連絡をしていただいたりしても良いかもしれません。まずは観察する目をお持ちになってください。ご本人の様子が不安定だったり拒否的な場合、うまくいかないことも多いと思います。
もし、それが認知症の場合、ご本人が否定や拒否を示しても一番困っているのはご本人でしょう。
以前より何か違和感がある場合、地域包括支援センターが対応中であったり情報を持っている場合もあります。
認知症の場合は症状が進みますので事故(交通事故や火災など)も心配です。
行動するには勇気もいりますし、余計なお世話と思われがちですが、地域包括支援センターに地域の目として一報は入れてほしいです。
地域の皆さまは福祉や医療のスペシャリストではありませんが、それぞれの人生で経験を積まれてきた分野、知識、つながりなども含め、何かしら生かされるかと思います。

これから増えていく認知症諸問題。
高齢化が進む以上、決して他人事ではありません。
もちろん、認知症疾患医療センターでも相談を受け付けております。