介護や支援をし過ぎない
介護をする上で、大事なことの1つが
「介護や支援をし過ぎない」ことです。
気を張り過ぎず、できる範囲内で、
丁度良い加減で行うことが
本人にとっても家族にとっても大事な事であり、
今後の生活の安心にも繋がります。
やりすぎてしまうと、
本人が体験すべき成功体験が奪われてしまい、
自尊心が傷つきます。
そして、どんどん出来ていたことが
出来なくなってしまう可能性も出てきます。
介護者にとっては、
親切心で行っていることも、
本人にとってはマイナスとなっている場合もあります。
「あれもこれもしてあげなくては」と
ストレスを感じてしまうことや、
体力的・精神的な疲労が大きくなってしまいます。
認知症の初期の段階では、
本人は出来ると思っていて、
実際に出来ることは多くあります。
本人が出来ることは今まで通り、
苦手なことはそっと見守る・出来るような工夫を手伝う、
出来ないことはさりげなく手伝う、
といったように、しっかりと本人の様子を見てから、
どうするのかを考えましょう。