お知らせ・トピックス

認知症トピックス : さりげない支援が大切

事故や病気で身体が不自由になってしまわれた方は、車いす・杖などの道具を使って自力で動こうとします。
全国的に公共の建物などでもバリアフリー化も進み、行動もしやすくなっています。手助けのいる時には支援を頼むこともできます。 しかし、認知症の人は症状が進むにつれ、自分を護ったり補う方法を覚えることができなくなってきます。
分かりやすいようにとメモなどを書いて渡されても、それ自体を忘れてしまったり、何のことかもわからなくなってしまいます。
家から外出しても、何で外出したのか? ここはどこだろう? そして帰り道もわからなくなり警察に保護されるなどの事態が起こることもります。
以上のようなことは電話相談を受けながら良く聞く内容です。

それらの支援には、私たちが「認知症を理解し、さりげなく手を差しのべる」気持ちが必要です。
認知症の方が地域で生活する上に大切なことは、近隣の方々や商店や交通機関など、街のあらゆるところに温かく見守り適切な支援をしてくれる人が必要です。それにはあらかじめ伝えておくことも必要です。
行政や地域・町会などでも、認知症の方に対する見守り活動は増加しています。
温かい目がそばにあれば、声を掛けするだけでも危険から回避することも出来のではないでしょうか。
特に独居や在宅でも昼間に独りでいる時間が長い方の場合、行政や住所地の地域包括支援センターにも相談しながら、早期に社会資源ともつがなっておくことも考えておきましょう。
もちろん、当センターでも様々な相談を受け付けております。関係機関とは連携は取っておりますので、必要に応じた機関へお繋げすることも出来ます。