認知症トピックス : 本人の気持ちは大切に
特に在宅介護で介護保険にて各種サービスを使いながら、症状の進む本人の状態を受容しきれるまでの道のりは並大抵のことでないことです。
「認知症発症時には、悩みうろたえ、日々どうして良いかわからず困難と向かい合っていたが、在宅介護でも抱え込まずに多くの知識を吸収して介護や医療の専門職に相談したり、認知症カフェなどにも顔を出すようになって、同じ気持ちの方も多くいらっしゃることがわかったり、介護のヒントなども聞くことが出来て、今は本人の言動など実際には困ることも多いですが、すんなり受け入れられるようになりました。」と、定期受診されている患者様のご家族が近況を話してくださいました。
それぞれの家庭により、事情は違うとは思いますが大切なポイントとしては、「自尊心」「メンツ」などご本人の積み上げてきた生活を傷つけてしまう言動には注意し、同時に「不安や怖い」と本人が思う感情を起こさせるものは、少しずつなくしていく工夫をしてみましょう。
軽度認知障害や認知症の初期段階で一番不安感を持ちながら生活しているのは本人です。
特に環境の変化や新しいものには敏感になっています。