認知症トピックス : 介護や支援の程度
介護をする上で、大事なことの1つが「介護や支援をし過ぎない」ことです。
気を張り過ぎず、できる範囲内で、丁度良い加減で行うことが
本人にとっても家族にとっても大事な事であり、今後の生活の安心にも繋がります。
やりすぎてしまうと、
本人にとっては、「自分で出来るのに、やらせてもらえない」と自尊心が傷つきます。
そして、どんどん出来ていたことが出来なくなってしまう可能性も出てきます。
家族にとっては、「あれもこれもしてあげてるのに」とストレスを感じてしまうことや、
体力的・精神的な疲労が大きくなってしまいます。
認知症の介護と聞くと、
身の回りのことを全部やってあげないといけない、
と思ってしまう人も多くいますが、実際は違います。
認知症の初期の段階では、
本人は出来ると思っていて、実際に出来ることは多くあります。
本人が出来ることは今まで通り、
苦手なことはそっと見守る・出来るような工夫を手伝う、
出来ないことはさりげなく手伝う、
といったように、しっかりと本人の様子を見てから、どうするのかを考えましょう。
それぞれの家庭ごとに適したやり方も異なります。
色々な方法を調べてみたり、専門の人に相談してみたりして、
そこから実際にそれぞれの家庭に合ったやり方を探してみましょう。