認知症トピックス : 認知症のサイン①
認知症のサインについて、当センターでもよく話に出てくるサインを取り上げます。
・物をどこに置いたかわからなくなる。
・探し物が増える。
鍵や財布、通帳や印鑑など、物をどこに片付けたか分からなくなります。
そのため、探し物をすることも増えます。
次第に物に対する執着が強くなっていく場合もあります。
・記憶力が低下(もの忘れ)。
初期では最近の記憶が抜けてしまいます。
同じことを何度も言う、何度も聞くことが多くなります。
メモなどが増える、冷蔵庫内に同じ食材を貯め込んでしまうこともあります。
ヒントがあれば思い出せる老化によるもの忘れとは異なり、記憶自体が抜けてしまいます。
・日付や季節が分からなくなる。
・道や場所が分からなくなる。
カレンダーや時計を確認することが増える。
冬に半袖、夏にセーターなど、季節感のない服装をすることもあります。
外出した際にその場所にどうやって来たのか分からない、どこに居るのか分からない。
・計画を立てて行動することが困難になる。
・金銭の管理が苦手になる。
レシピ通りに料理を作ることができなくなる。
料理がワンパターンになる。
今まで出来ていた仕事をするのに時間がかかるようになる。
お金の計算が苦手になり、小銭が上手く使えず、お札ばかり使ってしまう。
こうした症状は、認知症を疑うきっかけとしてみられることが多いものです。