認知症トピックス : 生活習慣②
生活習慣を見直すことは認知症発症へのリスクを下げ、
認知症の予防に大きな役割を持っています。
健康診断などで生活習慣病を指摘されても、
治療を途中で中断して、そのままにしてしまうケースも多いようです。
しかし、治療を最後まで受けないままで状態が改善することはなかなかありません。
生活習慣病が原因で「癌になるかもしれない」と思う方は多いそうですが、
「認知症になるかもしれない」はと思われる方は少ないそうです。
医学の進歩により多くの病気は治すことが可能となってきていますが、
現在でも認知症の場合は、発症してしまうと元通りに治すことはできません。
アルツハイマー型認知症の原因は、ある蛋白が脳に溜まることで発症します。
その蛋白は発症の20年以上も前から溜まり始めているそうです。
70歳で発症した方の場合は50代の頃から溜まり始めるということになります。
自分が歳を取り、そろそろ予防をと考えても遅い場合があるのです。
生活習慣病の糖尿や高血圧は、
アルツハイマー型認知症や脳血管性認知症と大きく関係しています。
「また今度」「そのうち」では遅いこともあります。
今後のことを考え、一度健康診断を受けてみる、生活習慣を見直してみる、
といったことに積極的になってみましょう。