認知症の方は症状の進行に伴い、

言葉の意味や会話の内容を理解することが難しくなることがあります。

今まで通りに本人と話をしていても、

なかなか理解できずにお互いにイライラしてしまうこともあるでしょう。

そこからケンカやトラブルに発展してしまうことも多くあります。

そうした場合は、話し方や言い回しを変えてみて下さい。

曖昧な表現ではなく、具体的に分かりやすく話す方が伝わりやすくなります。

例えば

「病院に行こう」　→　「お医者さんに○○の具合を診てもらおう」

「買い物に行く」　→　「夕飯のカレーのお肉とニンジンを買いに行く」

と具体的に言い換えて話すといった感じです。

本人にとって分かりやすい言い回しもあります。

日々本人と接することで、どういう表現が理解しやすいのか考えてみましょう。

しかし認知症状がもっと進むと、理解力・判断力の低下から、

意思の疎通自体が困難になることもあります。

怒るような話でもないのに、急に怒り出してしまい興奮してしまうこともあります。

困ってしまう場合はまずは専門の機関に相談をしてみましょう。

いつでも相談できるように、あらかじめ相談しておくことも、一つの方法です。