認知症トピックス : 認知症サポーター
認知症サポーターとは、認知症サポーター養成講座を受講し、
認知症について正しい知識を学び、理解し、地域で生活する認知症の方やその家族を
できる範囲内でサポートするというものです。
認知症サポーター養成講座は、
地域で暮らす住民、様々な職場、学校の生徒など様々な方に受講していただけます。
認知症サポーターに期待されることは以下の通りです(厚生労働省のHPより)。
1.認知症に対して正しく理解し、偏見をもたない。
2.認知症の人や家族に対して温かい目で見守る。
3.近隣の認知症の人や家族に対して、自分なりにできる簡単なことから実践する。
4.地域でできることを探し、相互扶助・協力・連携、ネットワークをつくる。
5.まちづくりを担う地域のリーダーとして活躍する。
認知症の国家戦略である新オレンジプランでは、
2017年度末までに800万人を認知症サポーターとして養成する計画でした。
結果として、
2017年度末には目標を大きく超えた1000万人の方が認知症サポーターとなり、
2020年6月末時点では、1200万人を超える方々が認知症サポーターとなっています。
埼玉県内でも、現在では52万人を超える人たちが
認知症サポーターとして各地域で認知症の方を見守り、手を差し伸べるなど、
地域で安心して生活できるような環境作りを目指しております。
埼玉県内で52万人と言われると多いと思われがちですが、
それでもまだ人数は足りていません。
認知症疾患医療センターでも認知症サポーター養成講座を開催しております。
昨今の新型コロナウイルス感染拡大の影響から、現在は開催を見送っておりますが、
再開の目途が立ち次第、こちらのホームページでも告知をしていく予定です。