認知症トピックス : 周辺症状 徘徊②
徘徊への対策として、
玄関のドアに鈴などの音が鳴るものを設置する。
持ち物などに名札や連絡先、メモなどを付けておく。
近所の人や、本人がよく行く所お店などに事情を説明しておき、もし本人が来たら家族への連絡と一時的な保護をお願いする。
などが有効です。
一緒に外出し、近所を一回りして戻ると落ち着くこともあるそうです。
また、本人が一人で出て行ってしまい、それを発見した場合は、驚かせないように前から声をかけ、ゆっくりと話すようにしてあげて下さい。
本人のプライドを傷つけないように「送っていきましょう」と自然な声掛けをすることで、すんなりと帰宅できることもあるようです。
徘徊の原因は様々ですが、居場所がないと感じてしまうことで生じることがあるそうです。
そう感じさせないためには、「今居る場所が本人にとって過ごしやすい、居心地の良い場所」と認識してもらえる工夫が必要です。
日常生活で苦手なことが増えて生活のしにくさを感じているのかもしれません。
本人が出来る範囲内で、日々の日課や家での役割を作ってみましょう。
ご家族・介護者だけでは手に負えない場合は、
専門の機関に相談し、一緒に対応を考えていきましょう。