お知らせ・トピックス

認知症トピックス : 早期受診の勧め

以前にも紹介しましたが、認知症は、ある日突然に発症するわけではありません。
アルツハイマー型認知症を考えてみましょう。何かしらの中核症状(記憶障害・見当識障害・遂行機能障害・失認・失行・失語)が少しずつ複合的に出現してくることが多いようです。
なんか変だなぁと、日常生活の中で言動に違和感が生じた時が相談のタイミングです。
周りの誰もが違和感に気付く時点ですと症状が進んでしまっている場合が多いのです。

正常~軽度認知障害(MCI)~アルツハイマー型認知症に移行していく過程では、正常~軽度認知障害(MCI)時に専門医の診断により治療を始めれば、進行を遅らせることはある程度可能な場合があります。
アルツハイマー型認知症が進み、何らかのことが原因で行動・心理症状(BPSDとも言い、暴言・暴力・妄想・徘徊・介護拒否・昼夜逆転など困った症状のことです) でお困りになってからの治療開始の場合、行動・心理症状(BPSD)に対する治療(困った症状を抑える)は開始出来ますが、すでに認知症自体は進んでしまっています。

相談してみようと思った時に、すぐに行動しましょう。
当センターでは相談はいつでも受けつけておりますので、遠慮なくご相談ください。