お知らせ・トピックス

認知症トピックス : 認知症在宅介護の考え方

アルツハイマー型認知症に罹患すると、いずれかの中核症状が出現してきますが、急激に症状が進むことは少ないことです。
多くの場合、症状はゆっくり進行しますし、医療や介護関係機関との繋がりもあれば、安心できるでしょう。

在宅介護は、まず認知症の正しい理解と症状や特徴などを家族全員が共有しておくことが大切です。
特に在宅介護の場合は「介護のしすぎ」に注意することです。
「介護」と聞くとすべての生活に手を貸すと思いがちでしょうが、そうではありません。
残存している力も想像以上多いのです。出来ることは平常通りごく自然にやってもらいましょう。苦手になってきていることには見守りフォロー、出来なくなってしまったことについては、さりげなく手伝ったりしていけば良いのです。
このような介護や支援は本人にも家族にも良い結果をもたらすでしょう。

初期には認知症本人にも、まだ「できる」という気持ちは強いでしょうし、今まで生活してきた自信もプライドもあります。
ご本人の自尊心を大切に、特にプライドを傷つける言動は避けましょう。