お知らせ・トピックス

認知症トピックス : 急な症状の出現

一週間前から突然もの忘れが始まったという話を相談されることもあります。しかし個人差はありますが、それまでもの忘れをはじめとした中核症状もなく症状が突然出現した場合、まず慌てずに身体の具合をよく観察しましょう。微熱が続いていたり、内科疾患や治療中の疾患が原因ということもあります。
転倒などで最近に頭部打撲をしていないかも確認してください。もし打撲している場合は脳神経外科での受診はお勧めします。硬膜下血腫による認知症のような症状は、早期の外科的対応が必要となる場合もあります。

そして大切なことは、平素よりご本人の生活リズム、食事量や排便、体温、既往症、服薬状態など把握しておくことです。(認知症の方に限らず、ご高齢の方と一緒に生活されているご家族様にも共通します)
かかりつけ医や専門医療機関、地域包括支援センターなどへ「早期に相談」しましょう。
当センターでも相談はいつでも受け付けております。