在宅生活での工夫
在宅介護では本人の日常生活をさりげなくサポートすること大切です。
適切な環境での生活は認知症の方本人にとっても
自分でできることを維持する効果があると言われています。
まずは自宅の中で少しの工夫でできることを探してみましょう。
トイレの方向に目印や矢印を付ける、
電気のスイッチに目印を付ける、
夜間照明を設置する、
入浴後に着る服を着る順番通りに並べてみる、
使い慣れている物をそばに置く、
など
こうした生活の中での少しの工夫によって、
本人が「できない」「分からない」と感じ、
ショックを受けてしまうことや気持ちが落ち込んでしまうことを
避けられるかもしれません。
ショックを受けることや、気持ちが落ち込むことを避けられれば、
本人の尊厳を守ることができます。
本人の尊厳を守ることは、
今後の症状の進行や今まではなかった症状の出現を
予防することにも繋がるかもしれません。