早期発見
認知症は、ある日突然発症する病気ではありません。
早期に気づき、適切な対応を取ることができれば
認知症の進行を遅らせることができる可能性があります。
高齢者の方のもの忘れは、ある程度のものだと年齢相応と感じることが多いと思います。
しかし、老化によって生じるもの忘れと、
認知症によるもの忘れには大きな違いがあります。
認知症によるもの忘れのサインを逃さず、早い段階で気付くことが大事です。
具体的なポイントとしては、
・話の辻褄が合わない
・探し物が増える
・同じことを何度も聞く、話す
・もの忘れに言い訳が付くようになる
・イライラしている
・飲んでいる薬の管理ができなくなる
・人と会うことを避けるようになる
・テレビやエアコンのリモコン、ATMの操作ができなくなる
・同じものを買ってきてしまう
・ゴミの分別ができない
・身なりを気にしなくなる
・歩行がスムーズにできず、転倒することが多い
・人や動物などが「見える」と怖がる
などです。
早期に診断を受け、対応を始めることで、
これからの生活をどう過ごしていくか考える時間を設けることができます。
医療機関や介護など、
専門機関との連携も先回りし準備に取り掛かることができるようになります。