認知症トピックス : 中核症状の失認
失認は認知症の中核症状の一つです。
失認とは、目や鼻、耳、皮膚などの感覚器官に異常がないにも関わらず、
周りの物体を認知、把握できにくくなる症状です。
・目に見えているのに、そこにあるものを認識できない。
・形や大きさが認識できない。
・慣れた場所や道が分からなくなる。
大別すると以上のようになります。
電柱などの大きな物にぶつかってしまうなど、
怪我に繋がる危険も伴います。
本人に「注意して」と説明しても、本人は認識ができていないため改善は困難です。
失認の症状がみられる場合も、周りの人のフォローが必要となります。