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認知症トピックス : 中核症状の対応について

2021.10.23① 「中核症状の対応について」

 

中核症状は脳の細胞が壊れることにより出現する症状です。

 

記憶障害、見当識障害、実行機能障害、失行、失認、失語、

などの症状が複合的に現れ、徐々に進行していきます。

現れる症状や出現順などには個人差があり、認知症の種類によっても異なります。

 

症状によっては係わる家族が困ってしまうこともあり、

また本人もそうした症状のせいで、困っている状態とも言えます。

 

もの忘れ症状が中心となっているため、

家族の認知症への理解や生活のサポートがあれば在宅で生活できるケースも多いです。

 

日中は1人になってしまうためデイサービスを利用する、

他の人とのコミュニケーションの場を設ける、

体を動かす機会を作る、頭を使うことをする、生活リズムを整えるなど、

日々の生活内容や利用するサービスの内容を考えることが大事になります。

 

地域で行っている体操教室や、

介護保険のサービスなども積極的に活用してみましょう。

 

中核症状は一度進行してしまうと、回復することが難しいとされています。

そのため今後は症状の進行を緩やかにすることが重要となるため、

本人との接し方や活動の場、他者とのコミュニケーションなどが大事です。

 

医療機関ではもの忘れの進行を遅らせると言われている薬などもあります。

 

必要に応じて専門の機関に相談することも必要です。