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認知症トピックス : レビー小体型認知症について

レビー小体型認知症は、脳にレビー小体という物質が蓄積されてしまったことにより、脳細胞がダメージを受けて発症します。なぜレビー小体が蓄積されるのかははっきりしていません。
初期には記憶障害(もの忘れ)はあまり目立たないことがあります。
大きな特徴として、手足の震えや筋肉の硬直、パタパタ小刻みに歩いたり、歩いていて止まれなくなったりすることもあり、転倒して怪我をしないような注意も必要です。
そして、幻視の訴えも多い傾向があります。階段に犬がいる、子どもが玄関に居る、知らない人が家に入ってきた、床のゴミが虫に見えるなどのリアルな訴えも付随します。内容も具体的なのでご家族も驚かれると思いますが、レビー小体型認知症を発症している場合、ご本人にとっては見えておりますので決して否定から入らない配慮は大切です。
また、夜中に起き出して大声を出したり、タンスや引き出しなど片付けや整理を始めるような行為も見られる場合があります。
以上のような症状がレビー小体型認知症で見られますので、おかしいなと感じたら、早急に関係機関(専門医療機関・地域包括支援センターなど)とつながりをお持ちになっておくことが必要です。

認知症の治療や在宅でのご本人への対応や介護自体も認知症のタイプにより異なりますので、後手に回らないよう早期の受診をお勧めいたします。
当センターは認知症専門医療機関です。いつでも相談は受け付けております。
認知症の受診・治療は早期に越したことはありません。