認知症トピックス : 「気づき」は大切です
軽度認知障害(MCI)や認知症については幾度となく紹介してきました。
本人はいつもと生活の感覚が違うような気がするが、何が違うのかはなかなか理解できないでしょう。
体調だったり、物事を考えることも面倒くさくなってきたり、身体を動かすことが億劫になってきたり、会話をすることや対人関係も同様になってくることも増えてきます。
気づきはとても大切で、本人から言い出すことは少ないです。本人には何とも言えない不安感がついて回っていることでしょう。
周りに家族などいらっしゃるのであれば、「早期の気づき」ということが可能ですが、このところ高齢の夫婦のみ、又は独居の方も増えてきており、今後の大きな課題でもあります。
特に他病と間違えられやすいのも、この時期の特徴でもあります。(うつ病など)
念頭に置いていただきたいことは、認知症は早期の発見・受診・治療や適切なケア(認知症のタイプによりケアの仕方は異なります)によって進行をある程度遅らせることが出来たり、軽度認知障害(MCI)の場合は改善できる可能性もあります。