熱中症に注意しましょう
気温が上がってきて暑い日が続いています。
今頃から9月頃にかけては熱中症になる人が多くなります。
特に高齢者の方は要注意です。
熱中症は、暑さによって起こる身体の異常のことをいいます。
体温の調整機能が上手く働かない、体内の水分量や塩分量が崩れることなどが原因となり、
体に様々な異常が発生します。
主に頭痛、立ちくらみ、めまい、体が動かない、筋肉のけいれん、足がつる、倦怠感、
吐き気などが症状としてみられます。
若い人と比べ、高齢者の方は感覚機能が低下しています。
そのため、のどが渇いていることに気づきにくくなっていることがあります。
認知症の方は特に注意が必要です。
自分が水分を摂取したかどうかを忘れてしまう場合があるからです。
認知症の症状が進んでいる方は、
飲むという概念自体が失われている場合もあります。
最後にいつ水分を摂ったか、汗はかいているか、
外に長く出ていないか、室温や湿度は適切かなど、
周りの方が注意して見てあげて下さい。
必要に応じて水分摂取や休憩を促しましょう。
体を動かさない状況でも発症する可能性があります。
ニュースなどでよく取り上げられる例としては、
夏場の就寝時にエアコンなどを使用していなかったケースなどがあります。
熱帯夜にエアコンを使用せず寝ているうちに発症することもあるのです。
日ごろから予防・対策を心掛けましょう。