脱水症状に気をつけましょう
ここ1週間で日差しの強さも増し、暑いと感じるようになりました。急に暑くなると体調を崩してしまう方も多いのではないでしょうか。
総務省によると、2020年6月~9月熱中症の救急搬送状況では、65歳以上の高齢者が57.9%と6割近くを占めています。熱中症の主な原因は脱水症状です。体温調整をするために体から水分が失われますので、いつもよりも多めに水分補給するよう心がけていきましょう。特に認知症の方は水分補給することを忘れてしまう、摂取する時間の間隔が解らない場合もあります。また、調子が悪いことを自分から上手に伝えることもできません。そのため周囲も気づかないうちに体調を崩し、認知症の悪化や脳梗塞、心筋梗塞の原因にもなってしまいます。
予防するための手段として以下の事を行ってみましょう。
- 時間を決めて水分補給を促す
(朝起きた時・食事の時・寝る前・入浴や運動の前後など)
- 摂取しやすい方法
(とろみをつける、好きなコップ、置く場所など)
※水分の摂り過ぎや腎臓、心臓の悪い方は主治医とよく相談して一日の摂取量を決めてください。(1日あたり1.2Lが目安) ※厚生労働省HP「健康のために水を飲もう」引用