認知症トピックス : 在宅生活
認知症の方の生活の場の1つとして在宅での生活が考えられます。
自宅での生活であったり、2世帯の家で生活していたり、
単身生活、夫婦2人での生活、子ども家族との同居、
介護保険等のサービスを利用している方や、全くサービスを使っていない方など、
生活のパターンは家族それぞれ、人それぞれでしょう。
在宅生活は本人にとっては慣れた環境での生活であり、
気持ち的にも落ち着き、安心できるものと思われます。
家電や収納、トイレ、風呂、階段など
使い慣れた物や慣れている環境での生活ですので、
新しく何かを覚えることが苦手でも生活はある程度成り立ちます。
しかしながら、
認知症の進行に伴い、出来ないことや苦手なことが増え、
老化や他の病気の進行などに伴い、身体機能も衰えていきます。
本人には出来ることは自分でやってもらうことも必要ですが、
出来なくなったことは周りの方たちのフォローが必要です。
上記の様な症状の進行や老化によって、
今まで通りの生活を維持していくことが困難になる可能性も高くなっていきます。
そのため、
その都度ごとに必要な支援を生活に取り入れていく必要が生じます。
介護保険の区分を変更する、利用しているサービスの回数や内容の見直し、
自宅のバリアフリー化、内服薬の相談など、
主治医やケアマネージャー、専門機関の相談員等に相談してみましょう。