日本の総人口は2019年に比べ、2020年には29万人減少しています。

一方で65歳以上の高齢者は全国で3617万人と、

前年より30万人程増加しており、

全人口に占める高齢者の割合は28.７％になるそうです。

また男女別に高齢者の割合をみてみると、

男性は約4人に1人、女性は約3人に1人となるそうです。

高齢化と認知症には深い関係があります。

認知症の中でも一番発症する人が多いとされるアルツハイマー型認知症の場合、

加齢により罹患する可能性が高いと言われています。

国家戦略として認知症の早期発見、受診、治療もプランの1つとなっています。

ご家庭だけで抱え込むことはせず、

専門医療機関、かかりつけ医、地域包括支援センター、役所の窓口などへ

早期に相談することをお勧めいたします。

地域では独居生活を送る高齢者の方も増えています。

街中で困っている高齢者の方を見かけた場合や、

近隣で独居をしている高齢者の方がいる場合は、

「困ったことはないか」と声かけをしてあげて下さい。

自分の手に負えない、どうして良いのか分からない、といった場合は

地域包括支援センターや役所、民生委員などに相談してください。

高齢者の生活はその家族だけでなく、

地域や行政といった大きな範囲で支えていく時代になってきています。

普段は高齢者の人とは縁がないという方も、

「いずれ必要になる知識」と思って、

高齢者の方のサポートについて調べてみていただけると嬉しいです。