認知症トピックス : 日常での予防
認知症とは脳の細胞が壊れるなどの理由から、
記憶していた物事を思い出せなくなることや、
日常生活の簡単な動作が今まで通りにできなくなる
などの症状がみられます。
老化とは異なり、認知症は治すことができません。
壊れたしまった脳の機能を元通りに治すことができないからです。
そのため、認知症の予防を普段の生活の中で行っていくことが大事です。
規則正しい生活習慣、適度な運動、適度な刺激などを意識し、
健康に気をつけながら生活してみましょう。
日常生活で実践できる予防にはどんなものがあるでしょうか?
見えるもの、聞こえるもの、匂い、触った感じなど、
五感が受ける刺激は脳を活性化させてくれます。
日常生活では、何気なく・何となく過ごしがちですが、
感じている感覚に意識を向けてみるのも、認知症の予防の1つです。
例えば、懐かしい味や匂い、歌声や音楽、触って感じた質感など、
そうした感覚から昔を思い出してみましょう。
「とりあえずやってみよう」という気持ちも、脳の活性化を助けるそうです。
また食生活も重要です。
たまに「認知症を予防する食べ物はありますか?」と聞かれることがあります。
テレビや雑誌でも「認知症予防に効く食べ物」の特集が組まれていることもあります。
しかし実際には、特定の食べ物でどこまで予防効果があるのかは、はっきりと分かりません。
特定の食べ物にこだわるのではなく、様々な食材を使い、
栄養バランスや味付け、盛り付け方などを工夫してみましょう。
そうした食事を用意する工程では脳を使うことができ、色々な五感を使うこともできます。
何事も意識しすぎると苦痛になってしまいます。
プレッシャーにならない程度に楽しくやってみましょう。