認知症トピックス : 街中での声かけ
認知症の方でも家族と同居し在宅生活を送っている方は多くいらっしゃいます。
発症する認知症の症状はそれぞれ違いますが、
今の時期に特に気をつけなくてはならいこととして、
事故や脱水、熱中症などが挙げられます。
一人で勝手に出かけてしまう方や、迷子になりやすい方は特に注意が必要です。
しかしながら、同居されている家族にも用事や都合などは当然あるため、
24時間常に気をつけ続けることは不可能なことです。
万が一の時のために、
地域の見守りネットワークや近隣の方たち、
よく行くお店や、近くの交番などに
認知症の家族の存在を知らせておくことも対策の1つとなります。
地域の方々は街中で
認知症を疑わせる行動をしている方、困っている方などを見かけた際には、
必要に応じて声をかけてあげて下さい。
「どうなさいましたか?」
「何か困っていることはありますか?」
など、簡単な声掛けでも良いと思います。
それをきっかけに、ご近所さんに気がついてもらえることもあります。
また民生委員、地域包括支援センター、役所などが連携し、
本人の保護や治療ができたケースも多くあるそうです。
声をかける行動は勇気が必要な行動です。
尻込みしてしまうことがあるのであれば、
声のかけ方や接し方について学んでみてはいかがでしょうか?
認知症サポーター養成講座にて、
街中やお店で困っている方などへの声のかけ方、接し方を紹介しております。
機会がありましたらぜひ受講してみて下さい。