認知症トピックス : 普段から心がけてみましょう
在宅介護を行いながらの生活をしていると、大変と思う場面も多いと思います。
認知症の症状は少しずつ進んでいきますが、
家族間で同じ知識を持ち、同じように対応をすることで本人には安心感が生まれます。
ポイントとなることは以下の様な点です。
- 本人の尊厳やプライドを大切にする。
今まで生きてきた中で積み重ねてきたものがあります。
面子を守れるようにしましょう。
- 心にゆとりをもって接する。
同じことを何度も聞かれ、何度も話されるため、イライラしてしまうこともあります。
これは本人がそのことで困っている状態です。困っているからだと割り切ってみましょう。
- 生活環境の急激な変化は避ける。
認知症の種類によっては新しいことを覚えることが苦手になる場合があります。
急な変化によって本人が混乱してしまう可能性があると知っておきましょう。
- 自分で出来ることは今まで通りしてもらう。
出来なくなったことはプライドを傷つけないように、さりげなくフォローしましょう。
苦手なことが増えたからといって、自分で出来ることまで全部に手を貸してはいけません。
- 物事を論理的に説得はしない。
理解力が低下している場合があります。
説得するのではなく、相手に合わせる気持ちで接する方がスムーズに進むこともあります。
- 危険な物の管理。
洗剤や調味料など口に入れると危険な物、カッターや包丁などの刃物類などです。
万が一の危険がある方は、目の届かない所にしまっておきましょう。
- 身体状況を知っておく。
普段の健康状態を知っておき、不調がないか注意しましょう。
お薬はきちんと飲めているか確認することも大事なことです。