認知症トピックス : 事前の心構え
認知症の診断がついたことで、
それをきっかけに治療や介護が始まることもあります
デイサービスやショートステイ、訪問看護、ヘルパーなど、
色々なサービスや社会資源を利用していても、
本人の病状や環境などから認知症状が強くなり、
在宅での対応が困難となってしまう場合があります。
認知症の中核症状が進み、
何かのきっかけで行動・心理症状が出現することや、
他の内科疾患などが併発することで、
積極的な治療が必要となる場合があります。
介護する家族の高齢化や病気で、介護の継続が難しくなることも考えられます。
今は落ち着いた生活ができていて、
家族も何も問題なく介護を続けられている場合でも、
何かあった時のために、医療や介護の専門機関との繋がりを持っておくことは重要です。
困ったことが起きたからと、相談先を探して対応を考え始めるよりも、
事前にすぐに相談できる流れを作っておくことで、
何かあった時でも余裕を持ちながら動けるのではないでしょうか。
地域包括支援センターや担当のケアマネージャー、
かかりつけの医療機関とも普段から連携は取っておきましょう。
認知症の場合、症状は少しずつ進みます。
前もって対応方法を相談しておくこと、考えておくことが大切となります。