認知症トピックス : 認知症理解の大切さ
中核症状についていくつか紹介を行ってきました。
1つ1つの症状は個人差があり、本人が過ごす環境によっても出現の仕方は異なります。
いつ、どういった症状から認知症が始まるかは分かりません。
認知症の種類として一番多いものがアルツハイマー型認知症です。
アルツハイマー型認知症は、
最近の記憶があいまいになる、ヒントを出しても思い出せない、
記憶が抜ける、日時の感覚が分からない、メモが増えるなど、
記憶と見当識、実行機能の障害が複数重なっていることも多いです。
また、認知症というと「もの忘れ」と思われがちですが、
レビー小体型認知症や前頭側頭型認知症などの、
発症初期には記憶を保っていることができるタイプの認知症もあります。
どのタイプの認知症を発症したかで、
治療内容や対応、介護の仕方などは異なります。
日常生活で「今までと違う」と違和感を覚えることがあれば、
かかりつけ医や地域包括支援センター、認知症疾患医療センターなどに
早めに相談することをお勧めいたします。