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認知症トピックス : 早期発見のポイントとは

「生活の違和感から」にて日常生活での違和感について触れました。

ここでは、もの忘れを例に考えてみましょう。

 

高齢者の方のもの忘れは、ある程度のものだと年齢相応と感じることが多いと思います。

身近な人たちも同じように「もういい歳だし」と思い、あまり気にしないかもしれません。

 

しかし、老化によって生じるもの忘れと、認知症によるもの忘れには大きな違いがあります。

そのため認知症によるもの忘れのサインを逃さず、早い段階で気付くことが大事です。

 

個人個人、または認知症の種類によって、そうした違和感の現れ方は違います。

よく観察してみることが必要です。

 

具体的なポイントとしては、

・話の辻褄が合わない。 ・最近の記憶があやふや。 ・探し物が増えた。

・同じことを何度も聞く、話す。 ・もの忘れに言い訳が付くようになる。

・「あれ」「これ」「それ」が増え、物の名前がなかなか出てこない。

・イライラしている。 ・飲んでいる薬の管理ができなくなった。

・カレンダーや時計を確認することが増えた。 ・人と会うことを避けるようになった。

・テレビやエアコンのリモコン、ATMの操作が苦手になった、できなくなった。

・料理をしなくなり、買ってきた惣菜が増えた。 ・同じものを買ってきてしまう。

・冷蔵庫に同じものが多く、賞味期限切れの物も多い。 ・ゴミの分別ができない。

・買い物の際にお札を使うことが多く、お釣りの小銭が増えている。

・身なりを気にしなくなった。 ・歩行がスムーズにできず、転倒することが多い。

・人や動物などが「見える」と怖がる。 ・食事量や味覚の変化、好みの変化。

・同じ時間に同じ行動をする。 ・こだわりが強くなった。

などです。

 

上記のような様子が続くのであれば、

その具体的内容について、かかりつけ医や医療機関、地域包括支援センターなどに

早めに相談することを考えてみて下さい。

 

また、当センターでも同様に相談をお受けしております。

何か気付いたことがあれば、まずはお電話ください。