認知症トピックス : 相談するときに
認知症の症状の気づきは、
日常生活における「何かいつもと様子が違うかも」といった様子の変化が大きいです。
そうした様子の違いが続くようであれば、
「いつ頃から」「どのように変化しているのか」を覚えておきましょう。
些細なことでも良いので「変化に気づく」ということは大切なことです。
「今までと何かがおかしい」と初めに気づくのは、ご本人です。
しかしその気づきは「気のせい」と思われてしまうことや、
「自覚を持つのが怖い」といった気持から、
周りの人には相談されず、少しずつ進んでしまうケースが多くあります。
そのため周りの人が気づいてあげられることが大事になります。
初期から対応を始められることで、認知症の進行を予防できることもあります。
認知症かもと思った時には、まずは専門機関に相談をしましょう。
かかりつけ医、市町村の高齢者窓口、地域包括支援センター、
認知症疾患医療センターなどに相談ができます。
その際に
・どういう症状がある。
・いつから気になり始めた。
・その後どのように様子が変化しているか。
などを説明できるようにしておくとスムーズです。
また、認知症に似た症状が出現する他の疾患や、
服用中の薬の作用が原因という場合もあります。
ご本人様の今までの病歴や手術歴、飲んでいる薬や中断している薬など、
確認できるものを手元に用意しておくのも良いと思われます。