認知症トピックス : 脳を使う②
「脳を使う①」の中で、脳を使うことについて触れました。
その中から「食事を作る・食べる」という日常について考えてみましょう。
食事を作って食べるという日常の行為の中だけでも、
「冷蔵庫の中を確認する」「献立を考える」「必要な量と材料を考える」
「出かける準備をする」「どのお店に行くか考える「買い物の道のりを考える」
「お店で必要なものを探す」「お店の方とのやりとり」「会計をする」
「作る時間を考える」「調理準備に入る」「調理する」「電化製品や火気を使用する」
「余った食材の保存」「食器を準備する」「食事をする」「後片付けをする」など、
細かく分けてみると、いくつも考えることを繰り返しています。
他の日常的な行為についても、同じようにいくつもの工程を経ています。
これだけのことを毎日繰り返しているということは、
何か1つの行為をやらなくなってしまうだけでも、
脳を使う機会がかなり減ることになります。
日常生活の何気ない行為も、脳を使うという意味では大事な行為です。
できることは自分でやり、できないことは周りの人が協力してやってみましょう。