認知症トピックス : 慣れた環境での生活
認知症の対策として「新オレンジプラン」が策定されています。
新オレンジプランの基本的考え方は
「認知症の人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で
自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指す」
となっています。
認知症の方は、環境の変化や新しいことが苦手になることが多くあります。
今まで生活していた、慣れた環境で暮らすほうが、落ち着くのは当然のことです。
しかし今の環境でこの先ずっと生活していくことは困難となる可能性が高いです。
余裕があるのであれば、少しずつ本人に合った環境を整えることが大事です。
認知症が進み、日常生活に支障をきたす行動・心理症状(BPSD)が出現した場合、
周りの方は慌ててしまうことや、不安になることがあると思います。
専門機関に相談することと同時に、
まずは本人の周りの環境や、身体の具合も確認してあげましょう。